高千穂河原(鹿児島県霧島市)

霧島へのドライブは、既に案内したスポットを省略します。

高千穂河原までやってきました。
この時点で、16時。前記事の嘉例川駅で長逗留したり塩浸温泉と以外な収穫があったりで、時間が押してしまいました。
「駐車料」という事で、普通車は410円徴収されます。
そして、同じ駐車場内に2つの施設があり、それぞれに記念スタンプがありました。

まずは、高千穂河原ビジターセンター鹿児島県運営の施設。ここには3つもありましたが…

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まずひとつめ。
カモシカと高千穂峰を描かれています。
ゴムが硬化気味で押しにくいでした。

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残り2つは、径が小さいので2つのスタンプを同時に。
ひとつは高千穂峰と天照大神とおぼしきもの。もうひとつはもう摩滅してしまい、印面の半数以上が無くなってしまったもの。
「高千」と標高を表す「(15」、「高  河原ビ」が何とか判別できる位。

もうひとつが、高千穂河原パークサービスセンター一般社団法人自然公園財団が運営しています。

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全国自然いきものめぐりスタンプラリー」のスタンプでした。
全ての消印を霧島郵便局へ郵頼で後日押印してもらいましたが、押印の結果が散々。
半年ほど前に同局へ訪問して押印を頼んだ所、押印の失敗をする局員さんに巡り会った記憶がありますが、もしかすると同じ方かもしれません。
戦後間もない頃から使われている有名な観光地の由緒ある風景印なので、押印を頼む一般の人も多いはず。
にもかかわらず、このようなさんざんな押印をされると風景印をデザインした人は泣いていると思います。

さて、周囲の写真を。
ビジターセンターで「ポストがあるよ」と家族が言うのでよく見ると…

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確かに郵便マークもあって、ポストはあるのですが、違和感を感じてしまいます。

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登山届のポスト。
建物の案内には郵便マークが描かれていましたが、郵便物は入れないように(苦笑

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高千穂峰。
頂上まで登ったことがありますが、小学生の頃。
今改めて登ったら、新しい発見はあるのかもしれません。

塩浸温泉龍馬公園(鹿児島県霧島市)

霧島方面へのドライブがてらの記念スタンプ押印記は続きます。

嘉例川駅を過ぎて国道223号線を霧島温泉へ向かうと、まもなく塩浸(しおひたし)温泉龍馬公園があります。
霧島は、坂本龍馬が寺田屋事件で負傷した傷を癒やすために訪れた場所。
その時に妻のお龍を連れていたので、「日本最初の新婚旅行地」として霧島への観光促進のPRに使用されています

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龍馬とお龍をシルエットで描いた記念スタンプと「龍馬」落款がありました。
塩浸温泉に入る龍馬とお龍を風景印の図案にしている牧園(まきぞの)郵便局へ後日郵頼で押印。

霧島錦江湾国立公園」の名称が入っているので、2012年3月16日以降に製作されたと思われます。

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入口。
入口の看板に、記念スタンプと違う向きのイラストもありました。

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案内所。
温泉や資料館もあるので、受付を掛けています。

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「坂本龍馬お龍新婚湯治碑」。

今回は、塩浸温泉の湯には浸かりませんでしたが、いつかは入ってみたいと思います。

JR九州肥薩線・嘉例川駅(鹿児島県霧島市)

霧島方面へのドライブがてらの記念スタンプ押印記は続きます。

JR九州・肥薩線の嘉例川(かれいがわ)駅。
2013年で開業100周年を迎え、開業当初から同じ木造の駅舎を使用している駅。
以前はひっそりとした駅でしたが、最近は木造駅舎の存在価値が見直され、観光地のひとつとして扱われています
鹿児島空港の最寄り駅になりますが、鹿児島空港へのアクセス手段としての役割は果たしていません。

この駅では、駅スタンプを2種類設置していました。

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JR設置の「私の駅スタンプ」デザインのスタンプ。
日付印は、駅の横にある嘉例川簡易郵便局。スタンプを押した直後に押印しました。

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もうひとつは、オリジナルデザインの物。
スタンプの劣化が起きていて、周りの文字が初めて見たら分かりにくい状態です。
ご希望の方は、早めの押印が良いかもしれません。
こちらも、嘉例川簡易郵便局の記念スタンプを押印しました。

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駅舎正面から。

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駅のホームから。
後ろのホーロー製の駅名板や、駅名表示板でさえ懐かしいと思えるのに、木造の駅名板が時代を感じさせます。

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暫く待っていたら、「はやとの風」が到着するというので、待機していました。
通勤用のディーゼルカーを改造した車両ですが、真っ黒の車体に金色の文字がアクセントに入るとレトロな雰囲気が出てきます。

西郷公園(鹿児島県霧島市)

2012年の年末、霧島へドライブした時に押印した記録です。

鹿児島空港の真正面に、西郷隆盛の銅像があります。
九州自動車道鹿児島沿線にあり、溝辺鹿児島空港インターチェンジの近辺で高速道路上からでも見ることができます。
西郷隆盛像を設置している場所は公園として整備されていて、「西郷公園」と呼ばれています。
入場無料です。

「西郷公園」では、3種類記念スタンプを設置していました。

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西郷公園の正面入口を描く図案のスタンプ。
最寄り局の鹿児島空港内簡易郵便局の和文日付印を、郵頼で後日押印しました。

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訪問時に撮影した正門。

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西郷隆盛像を描くスタンプ。
記念スタンプの下に「溝辺町西郷公園」を判別しにくいですが、記載していました。
最寄りの風景印設置局の溝辺(溝辺)郵便局の風景印を、郵頼で後日押印しました。
溝辺郵便局の風景印は、鹿児島空港と飛び立つ飛行機、茶畑と高屋上山陵を描いています。

 

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西郷像。
空港側を向いて、飛行機を乗り降りする人を見守り、背後の高速道路では車が行き交っています。
銅像の高さ10.5メートル、台座の高さが5メートル。

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桜島と鹿児島市内の風景(と思われる)。
桜島の峰の形から、霧島市方面かもしれませんが、どことなく鹿児島市方面からのような気もするのですが…。
迷った挙げ句、鹿児島中央郵便局の風景印を郵頼で後日押印。

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西郷公園の建物から西郷像を捉えたところ。
西郷隆盛のみならず、鹿児島に関連した展示もあります。
鹿児島に来てもまともに観光ができず、鹿児島空港に着いて飛行機の搭乗までに1時間以上余裕があれば訪れるのも良いかもしれません。
天気が良ければ、徒歩で片道10分あれば余裕で行ける場所です。
展示を熱心に見て、飛行機に乗り遅れても補償はできませんが…(笑い)

出水駅(鹿児島県出水市)

鹿児島県の新幹線駅のスタンプ。
熊本県との県境になる「出水(いずみ)駅」。

出水も難読地名ですね。
出水、川内、指宿は鹿児島の難読地名のメジャーな御三家だと個人的には思っています。

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出水駅の通常のスタンプ。
出水は鶴の渡来地として有名。なので、駅スタンプも風景印も鶴を描いています。
冬の時期になると、渡来地の観察センターのみならず出水市内の田畑でも比較的に容易に見ることができます。

特筆すべき点としては、スタンプ右下のQRコード。QRコードを携帯のバーコードリーダーに読ませると、残念なことにエラーが表示されます。表示されるURLを見ると、出水駅の紹介をするページがあったと思われるのですが…。

押印局は出水郵便局。郵頼の後日押印です。

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押印時には、九州新幹線全線開業1周年記念の記念スタンプも設置されていました。
こちらにも、出水郵便局の風景印を押印。

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開業1周年記念スタンプに描かれていた、駅舎。
肥薩おれんじ鉄道管理の駅舎とJR九州管理の新幹線の駅舎は分かれています。
市街地側の入口には、SLも静態保存されています。

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肥薩おれんじ鉄道のホームに列車がやって来ました。
電化はされていますが、車両管理経費を考慮して肥薩おれんじ鉄道所有の車両は全てディーゼルカーです。
架線を利用するのは、鹿児島から東京・大阪方面への貨物列車。電気機関車で運行されています。
肥薩おれんじ鉄道の駅窓口の営業時間は短く、15時には閉まっていました。
訪れた時間が遅かったので、既に閉まっていました。
肥薩おれんじ鉄道でも駅スタンプを設置しているかは、要確認事項になります。

駅構内のプチ情報。
新幹線のみどりの窓口の反対側に出水市の観光物産品館「飛来里(ひらり)」の入口に丸ポストがあります。

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単なるオブジェクトと思われているのでしょうか…。

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現役で使用中である事を説明しています。
手書きの封筒の絵が可愛いですね。

川内駅(鹿児島県薩摩川内市)

鹿児島県内の九州新幹線の駅を紹介します。
鹿児島中央駅のスタンプは以前紹介したことがあるので、残り2駅を紹介します。

まずは、川内(せんだい)駅。
平成の大合併で「薩摩川内(さつませんだい)市」と名称が変わったもののそれ以前は「川内市」だったため、駅名は市町村合併や九州新幹線開通といったターニングポイントがあっても、変更されることはありませんでした。

「川内」の地名の呼びが、地元の人以外だと普通に読める訳がなくて「かわうち」ですか?と聞かれることが当たり前。
鹿児島に多数存在する、呼び方の変な地名の代表格と言っても良いでしょう。

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JR九州・新幹線800系と、薩摩川内市のイメージシンボルであるカッパのキャラクターを描いています。
カッパは鹿児島では「ガラッパ」と呼んでいます。
最寄り局の川内郵便局の風景印を郵頼で後日押印しています。
川内郵便局の風景印の図案は、西方海岸と市花のキンモクセイ。

新幹線開通以前、在来線の鹿児島本線(現在は肥薩おれんじ鉄道に転換)は阿久根市を経由する海回りのルートを通っていたため、西方海岸を車窓から眺めることができましたが、新幹線の車窓からは残念ながら眺められません。

訪れたのが夜中でライトアップもしていなかったので、駅舎の撮影は断念。
駅構内の写真を紹介します。

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改札口前から。
開通前の構造上、鹿児島中央駅から薩摩川内駅までの在来線と薩摩川内駅から八代駅までの肥薩おれんじ鉄道は同一ホーム。
改札や乗り場は、JRと肥薩おれんじ鉄道は当然区切られています。

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コンコースには、毎年9月に行われる「川内大綱引」で使用されていた綱を展示しています。

お金と切手の展覧会(鹿児島県鹿児島市)

暫くの間は、2012年に集印した記念スタンプの「成果」をご紹介していきます。

昨年8月上旬に鹿児島市の山形屋(やまかたや)デパートで開催された、「お金と切手の展覧会」で使用された記念スタンプです。
このイベントは、毎年夏に印刷朝陽(ちょうよう)会国立印刷局造幣局の共催で全国を巡回で開催されています。

この会場では、記念スタンプを3種類用意していました。

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一間円札と切手と左上は甲突川に掛かっていた石橋。
甲突川の5つの石橋は1993(平成5)年8月に鹿児島県中部を中心に襲った豪雨で新上橋(しんかんばし)と武之橋(たけのはし)が流出し、水害対策のために移築され、現在は石橋記念公園として保存公開されています。
記念スタンプの石橋と同じ題材を扱っている、鹿児島春日(かごしまかずが)郵便局の風景印を郵頼で後押ししました。

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歴代の硬貨と、西郷隆盛を描いたコインのイメージの記念スタンプ。
開催した山形屋デパートの名称も記載されています。
山形屋デパートの最寄り局で西郷隆盛の銅像の風景印を使用している郵便事業鹿児島東支店(現在は鹿児島東郵便局)の風景印を押印。

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造幣局のキャラクター「コインくん」を描いたスタンプ。
日付も地名も入っていないので、他所の場所でも使用している可能性があります。
こちらは、郵便事業鹿児島東支店(現在の鹿児島東郵便局)の和文日付印を押印しました。

イベント自体は、切手や貨幣の製造工程を分かり易く説明した展示と、紙漉きや印刷の工程などを体験できるイベントとなっています。
このイベントは、毎年夏に開催されいる模様です。造幣局がイベント毎にプルーフ貨幣を販売していて、2011年は岩手で2010年は熊本で開催を記念した分も販売されている記録がありました。
基本的にデパートでの開催が多いようなので、開催されるデパートでも周知されるはずです。お近くで開催された時には、是非足を運んでみては如何でしょうか?

スタンプショウかごしま2012

かなり昔の話ですが、内輪ネタも兼ねて書いておきます。

毎年10月に開催されている、南九州では唯一の郵趣イベント「スタンプショウかごしま」。
私も色々な形で運営に参加させて頂いています。

今回は、「公私混同」な物を作ってしまいました。
本来の使用目的は、前年に「スタンプショウかごしま」に来場された方への招待葉書なのです。内部犯行して、悪用しています。
レイアウト変更で小型印も押せるスペースがあったので、ハガキに載せていた小型印の原図との比較の意味も込めて個人的に押印して残しておきました。

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ハガキに印刷されている小型印の原図は、ハガキの印刷面に変化を持たせるためにわざと右へ若干傾けて配置しています。
細部を見れば、変更点がある事が分かりますでしょうか?

来場者の皆さんへ配布していた、記念カードはこちらでした。

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日本人で始めてオリンピックで連覇した水泳選手の鶴田義行の銅像を題材にしています。
フレーム切手も、「スタンプショウかごしま」のために準備されたものです。

実は、2枚の葉書とも私が製作に携わっています。
記念カードの写真については、私ではなく鹿児島支部のメンバーの方が撮影して頂いたものです。
上の案内用のハガキのレイアウトや、印刷会社への発注に関しては私が担当者として作業を行っています。
ついでに言いますと、ポスターまで担当分野になります。

以前は印刷といえば、もの凄く敷居が高い物でしたが、最近はネットで注文できる印刷会社の存在のおかげで、パソコンからプリンタへ印刷するような感覚で注文ができるようになりました。
もっとも、一度で大量に印刷するので間違いを起こすと修正が大変なのは変わらないので、プリンタへ印刷するより遙かに緊張感を持ちながら発注ボタンを押すことになりますが…。

枕崎空港(鹿児島県枕崎市)

枕崎の訪問記録は最終回。
メインの目的は、枕崎空港でした。今回の枕崎訪問の中では、最後だったので16時過ぎの到着。

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前の記事のスタンプラリーのスタンプを押印して、枕崎空港のすぐ近くにある枕崎別府郵便局の風景印を押印しました。
枕崎別府郵便局の風景印の題材は、開聞岳と枕崎空港。
枕崎空港は平成24年度内に廃止されることがほぼ決まり、ヘリポート以外の跡地はメガソーラーになる予定です。
題材となっている施設がなくなる風景印なので、閉鎖前後の動向は非常に気になります。

枕崎空港は、普通の空港のイメージとは全く異なり、ひっそりとしていました。

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宙を舞うカツオが待ち受けていますが、お疲れ気味になっています。

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滑走路を暫く眺めても、飛行機はやって来ません。
映っていませんが、軽トラは駆け抜けていました。

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空港ロビーの中。出発ロビーは、閉鎖されています。
枕崎空港を利用した有名人の写真を掲げていました。それ以外にあった備品も、時代を感じさせる物が。
空港を管理している会社はそのまま継続するとのことですが、ロビーの中もこのまま残るのかとても気になるところです。