2024年を振り返る(1)

2025年2月9日に北九州市小倉北区で開催した「北九州切手のつどい」で記念講演で話をする機会を設けていただきました。

その際に話した事を少しずつ紹介していきます。

念のためお伝えしておきます。

この時に話したことはあくまでも谷之口の私見です。
異論をお持ちの方はいらっしゃるかと思いますが、おおらかな気持ちで受け止めて頂ければと思います。そして、私が公私共々所属している組織とは関係ありません。
あらかじめご了承願います。

2024年10月1日からの郵便料金の値上げ

封書の基本料金が84円から110円に、はがきの料金は63円から85円に値上がりしました。
郵便料金の変化の前後で、2025年9月2日に発行した新料金対応の切手を変更前の料金で使用したり、色々と楽しんだ郵趣家の方は多くいらっしゃるかと思います。

新料金対応の切手のうち、2025年9月2日に発行した新料金に対応させるための16円、22円、26円切手と旧料金の切手との組み合わせで使用した、収集家以外の郵便物は多く見掛けない可能性があります。
というのは、皆さんが受け取る郵便物の大半が料金別納および料金後納の制度を利用して切手が貼られていない郵便物が多いと思います。そのため、収集家が意図的に作った郵便物以外では巡り会える機会が少ないかもしれません。

私は市役所から送られた郵便物が実家に届いていたので、確保しておきました。

そのリーフを紹介しておきます。なお、63円切手と22円切手を貼ったはがきは収集家が差し出した物であることは明記しておきます。

そして、26円、と26円切手の図案には切手のデザインをした意図がありました。
63円の普通切手の桜の花と22円切手の桜の葉っぱ、84円切手の梅と26円切手のウグイスと、旧料金と追加で貼る切手の組み合わせで関連性を持たせています。

これは、切手をデザインした日本郵便の切手デザイナーである玉木明さんがTBSのラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」に2024年11月17日に出演した際に実際言明されています。YouTubeで番組が公開されていて、58分経過した辺りからその部分が確認できます。

(次回へ続きます)