20140528 観光列車「いさぶろう・しんぺい」

フォルムカード購入を兼ねたドライブ。まだまだ県境を超えません。
吉松駅では、偶然JR九州のリゾート列車(D&S列車)が接続する時に遭遇しました。

吉松駅の観光列車

右側は鹿児島中央-吉松間を走る「はやとの風」。
左側は人吉-吉松間を走る「いさぶろう・しんぺい」。
人吉からの下り列車が「いさぶろう」、吉松からの上り列車が「しんぺい」と名前を変えて走ります。
これは、この区間にある最長のトンネル矢岳第一トンネルの扁額(トンネル入り口上の看板)に、人吉側にトンネル工事着工時の着工時の逓信大臣山縣伊三郎の、吉松側に開通時の鉄道院総裁の後藤新平の揮毫(本人の筆跡で書かれた文字)を掲げていることに因んでいます。
そして、列車の名前を上りと下りで変えているのも、由来となった方の揮毫の入った扁額に向かってトンネルに入っていくという凝りようです。

逓信省は今の総務省と日本郵便の前身に当たる事をご存じの方は不思議に思うかもしれません。
逓信省は1892(明治25)年から1908(明治41)年の間、官営の鉄道事業を管轄していた官庁だったのです。

「はやとの風」は写真を撮っているうちに出発してしまったのですが、「いさぶろう・しんぺい」はまだ残っていたので、入場券でホームに入っているのにもかかわらず客室乗務員の方に一言断って記念スタンプを押印。切符にも書いている通り、本当は入場券で列車内に立ち入ってはいけません。

いさぶろう・しんぺいの記念スタンプ

記念スタンプと記念乗車証。
記念スタンプはシヤチハタのXスタンパーを使用しています。
そして、揺れる列車の車内での使用を考えて固定したトレイの中に置かれていました。
発車時刻までに余裕がありましたので、ポンポンと記念スタンプを押しました。

いさぶろう・しんぺい記念スタンプ  いさぶろう・しんぺい記念乗車証

ついでに、記念乗車証にも記念スタンプを押印。

はやとの風記念スタンプ   はやとの風・記念乗車証

なぜか、手元に「はやとの風」の乗車証も入手してしまいました。
吉松駅の駅スタンプを押しているときに、台湾からの旅行者の方と意気投合。
地元なのにもらってしまいました。さすがに手ぶらでサヨナラするのは忍びないので、途中押せなかったであろう隼人駅の駅スタンプを押したカードを差し上げたらとても喜んでいました。