ラジオ出演しました。

放送出演時のパーソナリティの方々との写真
番組のパーソナリティの方々と。
右側が野口拓男さん、左側が栄徳多賀子さん。
地元鹿児島では有名人の方です。

1月19日、南日本放送(MBC)のラジオ放送「スバッ@RADIO 青だよ!たくちゃん」という番組に出演しました。
放送内容に関しては、こちらをご覧頂ければある程度把握できます。

番組の放送風景。背中を向けている右側が私です。
南日本放送はネットとの融合に積極的で、奥の男性スタッフはブログ用の写真を撮影しています。

今回はイベント等を開催する事のある、収集家視線で本題に入ります。

実は、マスコミなどの取材や放送出演が記憶ある分だけでも3回目。
取材や放送までの課程を経験した中で、地方でマスコミからの取材が受けた時の経験から話をします。
参考にならないかもしれませんが、ご興味あればご覧頂ければ幸いです。

1)誘われたら、断らない
過去、幾つかの媒体に登場する機会を頂いたのですが、最初にオファーを受けた方からの「下請け」でした。
最初にオファーを受けた方が「私は都合が悪いので対応出来ないから、紹介する」と私に振られて応じるケースが大半。
例えると、ダチョウ倶楽部のギャグの、仕方ない素振りして「じゃあ、自分がやる」と言ったら「どうぞ、どうぞ」と周りが言う状況。
仕事を持っている立場だと、時間的な都合が合わなければ仕方ありません。しかし、休みが重なっていたり、相手が自分の都合に合わせてくれる場合は快く応じる事が必要だと思います。

2)趣味人の「普通」は普通じゃない
取材を受ける事が決まったら、話する「題材」を決めなければなりません。
イベント紹介などでのオファーがあったとしても、話の「前振り」で自分のコレクションを紹介して欲しいという事になると思って下さい。
題材を決めるときに、自分たちの普通は普通じゃない事を認識しておいた方が良いでしょう。
イメージとしては、普通の人にコレクションを見せたときにリアクションが良かった物と思っても過言ではありません。
但し、ただ単に可愛いとかでは通用しません。特徴のある切手をを準備した方がつかみが良いです。。
私が実際経験したものでは、変わった素材でできた切手やペニーブラック(世界最初の郵便切手)や竜文切手(日本最初の郵便切手)といった、最初の切手などがやはり目に留まるようです。
竜文切手よりもコストパフォーマンスの良い、ペニーブラックは必需品だと思いました。

3)地元物は必須
地方のマスコミは地元愛が強いのは地方在住者だと分かるはずです。
私も最近まで、地元に関するを軽視している傾向がありましたが、これらの経験をする中で地元に関する郵趣品を集めておいた方が良いと意識しだしました。
前の項目に相反しますが、少し説明をすれば分かってくれそうなものでしたら、ちょっと専門的な物でも構わないと思います。
例えば、今は制度として無くなった鉄道郵便でしたら、制度の内容や路線名(廃止路線が尚良い)を伝える事で1枚の単片やカバーで奥深い話ができます。
専門的な物が用意できなくても「付け足し」程度の扱いになるかもしれませんが、郵趣の場合地元の風景印を紹介しても良いかもしれません。
これは、他のコレクション系の趣味でも同じ事が言えるのでは無いかと思います。

4)ネタは最低2テーマで数量は余分に
題材の選定する際、最低2テーマは準備し、余分だと思うほどの数量を容易しておいた方が良いと思います。
万が一、ひとつのテーマが担当者から拒否されたり「ほかの系統のテーマがありませんか?」と聞かれた時の対応に苦慮するかもしれません。
担当者が自宅に訪問する場合は、コレクションと相談ができますが、自分が出向く場合は一発勝負になります。
ネタ切れしてしまうよりは、多めにネタを持参した方が余裕ができます。
切手の場合、ボストークバインダー2冊分の物があれば充分でしょう。

5)マニアックであるな、だがマニアックであれ。
2)の続きの様な物ですが、趣味の事を説明するにあたり、趣味用語を並べるのは止めましょう。
相手は趣味の知らない普通の人です。専門用語をどうしても使わざるを得ない状況が出てくると思いますが、その際は用語の置き換えをしていきましょう。
それでも難しい状況が出てくると思いますが、周りの事を簡単に噛み砕いて説明すれば何とかなります。
自分が使っている用語を普通の人に分かりやすく説明できるのが本当のマニアックな人ではないかと思います。

6)田舎ほど情報は発信すべき
マスコミに登場する機会となったきっかけは、マスコミの方の目に何らかの形で目に触れた事だと感じています。
私の所属する日本郵趣協会鹿児島支部では独自のホームページを作っています。担当の方に訊いた所、今回のラジオ出演は担当者の方がこのホームページを見られて連絡を取られたとの事。
その前は、「スタンプショウかごしま」の周知を、鹿児島市内のマスコミ各社に郵送したのがきっかけです。鹿児島の場合、それ以前に色々な「下地」が作られていた事もあります。
鹿児島のような地方の場合、マスコミの方も普通でない事をやっていれば興味を持って頂ける事が多いと感じています。
周知をする機会があるときに「付け焼き刃」でも構いません、地元大手の新聞社や在京キー局系の放送局だけではなく、コミュニティ放送局やケーブルテレビ、タウン情報誌で独自取材をやっている所のチェックを行って、周知をするべきでしょう。
そして、組織化しているのであればホームページをつくっておいて検索エンジンで紹介されるようにした方が良いと感じています。

最後に、このような「経験」は滅多にできない事です。
経験できる状況を作って下さった皆様、そして目を向け耳を傾けて下さる皆様に感謝致します。