テレビから、「鹿児島郵便局」の竣工を知らせるニュースが流れてきました。
報道内容から、気になった内容もあったので、比較することにします。
気になったのは、地域区分局の数。
九州初の地域区分局は、2010年から営業を開始している博多北郵便局。
ただ、局舎内に博多大井郵便局を併設しているため、「同一建物に窓口を設けていない」地域区分局となれば、鹿児島郵便局が「九州初」という扱いになります。
テレビ局4社、新聞社1社の報道内容を引用して比較します。
地域区分局の順番を記述している部分は、赤字で強調しておきます。
●「九州初」と紹介しているメディア
★南日本放送 動画はここから(放送局サイトへ)
霧島市に九州初の仕分け専門郵便局[08/02 20:22]
日本郵便は霧島市に、九州初の郵便物や小包の仕分け専門の郵便局を建設し、今月14日から業務を始めます。日本郵便は、霧島市隼人町に「鹿児島郵便局」を建設し、2日に施設を公開しました。土地は霧島市から購入したもので、敷地面積4万4000平方メートル、鉄骨4階建てで、郵便物や小包を仕分ける鹿児島エリアの物流拠点になります。全国各地からの鹿児島向けの荷物と、離島を含む県内の各集配局の荷物は一旦、全てここに集められ、1時間に7000個を処理する小包区分機や、1時間に4万通を処理する書状区分機など最新の機器で仕分けられて、配達のために各局に送られます。24時間稼働し、1日で、郵便物は118万通、小包は2万4000個を扱う見込みです。一般向けの窓口やATMはなく、仕分け専門の郵便局は九州で初めてだということです。場所は、東九州自動車道の隼人西インターチェンジ近くで、交通の便がよく、日本郵便はインターネット通販の増加などで他社との競争が激しくなる中、仕分け業務を集約して配達の効率を上げたい考えです。「鹿児島郵便局」は今月14日、業務を開始し、従業員はおよそ350人でそのうち、180人を新規雇用したということです。これまで県内分の仕分け業務は、主にJR鹿児島中央駅近くの鹿児島中央郵便局が担っていました。鹿児島中央郵便局は、霧島市に鹿児島郵便局が出来ることで、発着するトラックなどの台数が半分以下になるということです。周辺道路の渋滞緩和が期待されます。鹿児島中央郵便局は仕分け業務は「鹿児島郵便局」に移りますが、窓口や配達業務などはこれまで通り続けます。
★鹿児島読売テレビ(KYT) 動画はここから(放送局サイトへ)
霧島市に九州初の仕分け専門郵便局(鹿児島県)
霧島市に郵便物や小包を仕分ける物流拠点、鹿児島郵便局が完成し、2日、式典が開かれた。仕分け専門の郵便局は九州で初めてで、今月14日に開局する。鹿児島郵便局は、東九州自動車道隼人西インターチェンジ近く、約4万4000平方メートルの広大な敷地に立つ。地上4階建て、延べ床面積は約2万平方メートル。これまでは鹿児島中央郵便局と熊本北郵便局が県内の荷物の仕分け業務を担っていたが、今後は鹿児島郵便局に一本化され、業務の効率化が期待できる。鹿児島郵便局では1日に郵便物118万通、小包2万4000個を扱う。また、開局に伴い、地元から約180人の雇用が生まれたという。2日、式典が開かれ、関係者約50人が完成を祝った。鹿児島郵便局開局準備室の岩村啓充室長は「送達日数そのものは変わらないが、郵便局で各郵便局でやっている事務をうちの方で集中して機械でやっていくという捉え方。最新鋭の機械等も導入しているのでスピードアップ、また、より正確に取り組んでいきたい」と話した。鹿児島郵便局は今月14日から業務を始める。なお、郵便や貯金などを受け付ける一般窓口はない。
[ 8/2 19:46 KYT鹿児島読売テレビ]
●九州2番目と紹介したメディア
★鹿児島テレビ放送(KTS) 動画はここから(放送局サイトへ)
【動画】鹿児島郵便局 開局式典
2017年08月02日
県内の郵便物の仕分け作業を専門に行う「鹿児島郵便局」が霧島市隼人町に新たに完成し、記念式典が行われました。
霧島市隼人町に完成した地上4階建ての「鹿児島郵便局」。現在、県内で扱われる郵便物はすべて鹿児島市の鹿児島中央郵便局にいったん集められ、それぞれの地域や郵便局に仕分けされていますが、その機能が移転されることになります。2日、開局を記念した式典が行われました。鹿児島郵便局は利用者が郵便物を持ち込んだり受け取ったりする窓口がなく、仕分け専門の郵便局としては九州で2カ所目です。鹿児島中央郵便局と比べ作業スペースが倍以上となり、性能が向上した郵便物区分け機も導入され、作業量の軽減が図られます。日本郵便によりますと、鹿児島郵便局の従業員数は約350人で、このうち180人を新規採用したということです。鹿児島郵便局の業務開始は今月14日です。
●順番を触れていないメディア
★鹿児島放送(KKB) 動画はここから(放送局サイトへ)
文章の記載はありませんでした。
★南日本新聞社 引用元はここから(新聞社サイトへ)
鹿児島郵便局、霧島市に14日開局 最新鋭の機器披露(2017 08/02 22:59)
日本郵便(東京)が霧島市隼人に整備した鹿児島郵便局の披露式典が2日、開かれた。県内の仕分け業務の拠点となる。内覧会では作業の効率化や正確性が期待される最新鋭の機器類が紹介された。業務開始は14日から。
鹿児島局は小包や郵便物を仕分ける「地域区分郵便局」で、一般の窓口はない。1日に郵便118万通、小包2万4000個を扱う。これまで鹿児島中央局(鹿児島市)と熊本北局(熊本県菊陽町)でしていた鹿児島エリアの仕分け業務を集約し、県内各局の仕分けも担う。鹿児島中央局は一般向け窓口業務や配達などを続ける。
比べてみると、各社強調している部分が変わってきます。
個人的には、MBCの鹿児島中央郵便局前で大島行きのコンテナが通り過ぎる映像が、現状をよく物語っていると思いました。