2016年2月14日に北九州市で行われた北九州切手のつどいでの収穫品。
純粋たる郵趣品では無く「紙モノ」ですが、鹿児島関連という事もあり、ついで買いしても財布にダメージの少ない価格なので捕獲しました。
住友銀行(現在の三井住友銀行)が「旅行シリーズ」と称して、顧客に配布したと思われる官製はがきよりも一回り大きいカード。
韓国岳から望む新燃岳と高千穂峰(カードでは「高千穂峯」)を撮影した写真で、「霧島国立公園」と称していることから、錦江湾国定公園を統合しつつ屋久島を追加指定して「霧島屋久国立公園」に改称した昭和39年3月以前に印刷された物と思われます。
裏面は霧島国立公園へ誘う観光案内の文面と、住友銀行が一番誘いたい目的であろう「目的預金」の案内。
冒頭の「九州の旅ーそれは南九州めぐりが本命であり」という件がグッとくるのは私だけでしょうか。もっとも、南九州でも冬は普通に寒いです(笑)。
記載されている金額も注目したくなります。
大阪から鹿児島まで国鉄で1,740円。因みに、当時の第一種郵便物の基本料金が10円でした。単純計算で考えると、郵便料金よりも鉄道運賃の方が新幹線の開業もあり、上昇率が高いようです(新大阪-霧島神宮間23,000円程度)、
それよりも、預金の金利が1年間10回の積み立てで3%程の金利が付いてしまうのは、マイナス金利が導入され市中銀行の預金金利も下がってしまった2016年2月では夢のような金利です。