華麗なる撤退(続き)

翌日に書こうと思っていたのですが、いつものようにズルズル引っ張ってしまいました。
気になるのは、銀塩の動向。
結局、銀塩写真を売り続けるのは富士フィルムとコダックの2社。
富士フィルムは、コニカの撤退の日に安心ができるような発言をしています。恐らく、国内大手のコニカミノルタが撤退の発表で連鎖的に撤退かと思われると支障があるからでしょうか。
弊社の写真事業への取組みについて(富士フィルム・プレスリリース)

弊社はそのような銀塩写真を中心とした感材写真事業を継続し、更なる写真文化の発展を目指すとともに、写真をご愛顧いただけるお客様、ご販売店様の支援を今後とも続けてまいる所存です。

これにも、理由があるかと思います。
富士フィルムは、私たちのような一般ユーザーだけではなく、プロユーザーの支持を得ているという部分もあります。
プロといっても、新聞のプロカメラマンではなく(既に、デジタルに移行済み)、街の写真屋さんなどです。
人物写真とかになると、中判できっちり撮りますからね。あと、建築写真などを撮るカメラマンにとって、銀塩写真がないと商売あがったりになってしまう状態です。
徐々にデジタルの波が流れてきているようですが、質の良さになると銀塩になる様で・・・。
街の写真屋さんの看板の色は緑が多く、黄色や青がそんなに多くないと気付かれた方もいると思いますが、フジフィルムが銀塩を続ける理由はここにあるのです。
ここにある資料をいろいろ見てみると、3年前と比べるとフィルムの売り上げが半減しています。銀塩カメラの販売台数となると…。
色が気に入らないというのはこのようなご時勢、仕方の無いこととあきらめるしかないのでしょうね。
フジフィルムも、色の作り方はちゃんとわきまえています。ネガフィルムでも、プロ用のフィルムと一般用のフィルムでは発色が全く異なります。
冒頭の繰り返しになりますが、結局、会社という組織は「経済的」なモノサシで物を作っていかなければならないのです。
銀塩がここまで衰退してしまうと、一部マニアに合わせて物を作ってくれる余裕などなくなりますね…。