【風景印】ギリギリの報道発表にどう向き合うか

椙山さんのブログで、鳥取中央郵便局の風景印の図案変更がギリギリになったという話題を採り上げられていました。

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最近の「塩対応」(よく言えば「厳密な対応」)な日本郵便に、「救済処置」を求めても必ずしも対応してもらえるかどうかは微妙です。
そうなれば、集める側としては積極的に情報を求めて少しでも集印漏れを防ぐ努力を行う必要があると感じています。

という事で今回は、「日本郵便の風景印」のページ以外で、私が情報収集にあたって、行っている確認方法をご紹介しています。
それでも、私の確認ミスや日本郵便の発表漏れがあったりしますので、完璧に風景印の更改をカバーできているわけではありませんが、ご参考にして頂ければと思います。

1.とりあえず文献は持っておく
日本郵趣出版発行の「新・風景スタンプ集」または、鳴美発行の「風景印」のいずれか書籍は手元に携えておく事をお勧めします。
情報収集をする上の根拠となる資料を持っていなければ、確認を取る手段がありません。

2.郵便局の「開局情報」もチェックする
「風景印」のページで、漏れてしまうことが多いのが閉局や一時閉鎖の郵便局。一時閉鎖になると、再開までの期間が分からない上、一時閉鎖したまま閉局もしくは新しい名称に変更される可能性も含んでいます。郵便局の「開局情報」のページは、風景印よりは正確に更新をしますので大助かりです。
開局情報に掲載された郵便局と、文献と照らし合わせて風景印の使用状況を確認します。

3.「インターネット版郵趣ウィークリー」の活用
時々助かるのが「インターネット版郵趣ウィークリー」の存在。
今回の鳥取中央郵便局の図案変更も、「インターネット版郵趣ウィークリー」の誌面から7月15日には把握していました。小型印の使用案内も掲載されますので、消印を集めている方には購読を検討しても良いかと思います。
欠点としては、郵便局の開局情報については後手後手になっている事。これは、日本郵便のサイトを確認すれば問題ありません。
紙媒体だと、印刷から自宅に到着までがどうしても時間差が生じてしまいますが、インターネット版だと金曜日の朝に情報を確実に確認できます。
そして、大変申し訳ないのですが「郵趣ウィークリー」で掲載していた風景印の情報は、私は転載しない方針としています(理由は最後に)。

「郵趣ウィークリー」で発信される情報を入手したいという事であれば、公益財団法人日本郵趣協会ウェブ会員への入会、もしくは日本郵趣協会の会員は「郵趣ウィークリー」の購読をお勧めします
その際に「Move Blueのサイトを見た」と備考欄に書いて頂けると助かります。

jps-web
この画像からも、日本郵趣協会のサイトへリンクします。

最後に、「郵趣ウィークリー」の記事を転載しない理由を述べておきます。
私が「郵趣ウィークリー」を購読しているのは、公益財団法人日本郵趣協会の維持会員になっている特典として。
年間26,000円の会費は正直言って財布に厳しいのですが、私が支払う会費が私や私の住んでいる鹿児島や九州・沖縄の郵趣インフラ構築の一助になればという考えからです。
「郵趣インフラ」と難しく言ってしまいましたが、郵趣イベントの財源です。東京で言えば春の「スタンプショウ」や秋の「JAPEX」、地方で言えば「スタンプショウ」や「切手のつどい」といった、郵趣イベントを公益財団法人日本郵趣協会の本部や地方本部が主催できているのは、公益財団法人日本郵趣協会の会員の会費がイベントの運営資金の一部になっています。
郵趣イベントには参加していても、公益財団法人日本郵趣協会の会員ではない方は、是非とも入会をご検討頂きたいと感じています。
情報によってはインターネット経由で無料で得ることはできますが、私としては「郵趣ウィークリー」の記事を転載してしまうのは、公益財団法人日本郵趣協会の会員にはならず、郵趣イベントにだけ参加している事を助長しているのと同等の行為だと捉えているからです。