アレクサンドレッタ

すぐに思い浮かぶ場所にはありません。

一瞬、エジプトのスエズ運河の近くにある港町と間違えそうな地名です。

加刷された切手の国名から察しがつくかもしれませんが、シリアの辺りです。
厳密に言いますと、シリアとトルコの境になる場所。

第1次世界大戦終了後、オスマントルコ領だった所がフランス領になり、同時にフランス領になったシリアの一部になりました。

この切手はフランス領として、1938年に発行されました。
地元住民はトルコ系住民が多く反対されたため、トルコの一部となりました。
それまでに、ハタイという名称で切手も発行されていますが、この切手からトルコに併合されるまでは2年もありません。

トルコの一部になるまでの顛末は「世界飛び地領土研究会」の「ハタイ」に詳しく述べられています
また、 ウィキペディアの「アンタキア」もご参考に