財団法人 日本郵趣協会
九州・沖縄地方本部報
No.1


2003.4.1発行

発行者 財団法人日本郵趣協会九州・沖縄地方本部
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もくじ



(財)日本郵趣協会 九州・沖縄地方本部の設立に当たって

(財)日本郵趣協会 九州・沖縄地方本部役員名簿

九州・沖縄地方本部の発足および2003年度第1回理事会のお知らせ

2003年度 (財)日本郵趣協会九州・沖縄地方本部 事業計画

2003年度 (財)日本郵趣協会九州・沖縄地方本部 予算

支部報交換について

編集後記

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(財)日本郵趣協会 九州・沖縄地方本部の設立に当たって

(財)日本郵趣協会 九州・沖縄地方本部 本部長 田畑 裕司

 (財)日本郵趣協会 九州・沖縄地方本部は,2003(平成15)年4月1日、西日本地方本部が中国・四国地区と九州・沖縄地区に分割されたことに伴い設立されました。私がその初代本部長に就任いたしましたので、ご挨拶を申し上げます。
 さて、最近の郵趣をめぐる状況ですが、この4月は日本郵政公社が発足をする節目の年でございます。収集家サイドでも、郵趣人口の大幅な減少、若年層の切手離れ、所属支部の会員の高齢化などが、急速に進展しています。また、地方特有の問題としては、入手機会の不足が挙げられます。
 今から30〜35年前には、少年雑誌に切手商の広告が溢れ、地方の都市にあるデパートのテナントに、必ずと言っていいほど趣味の切手売場がありました。そこで、切手を入手できるとともに、切手カタログの存在を知りました。熱心な顧客には、切手売場の店主が地元の郵趣会を紹介することもありました。私自身も、少年雑誌の広告を見て切手を注文をしていましたし、「郵趣」を初めて購入したのは、32年前になりますがデパートの切手売場でした。当協会には、それをきっかけに入会しました。今や少年雑誌の広告は皆無になり、デパートの切手売場のほとんどが閉鎖され、収集を開始する入口部分の拠点を失ったのです。さらに、収集が進んでくると、オークションでの入手も欠かせないものとなってきますが、これも地方では下見やフロアに参加できないというハンデを負っています。
 これらの状況を踏まえて、九州・沖縄地方本部では、2つの大きな目標を立てて活動を推進していきたいと思っています。
 1つ目は、中長期的な目標として、切手収集の愉しさを広く周知し、郵趣人口の増加を図ることです。これは、郵便局を拠点として、ミニ切手展の開催をすることおよび各種イベントや支部主催の切手展の周知を行います。そして、切手収集には欠かすことができない「さくら切手カタログ」の普及運動を進めてまいります。また、初心者にも魅力あるインターネットのホームページも、開設いたします。
 2つ目は、短期的な目標として、支部例会活動の活性化を図ることです。これは、地元実行委員会と共催して開催している「スタンプショウ・はかた」、「スタンプショウかごしま」、「筑後地方郵趣の集い」および「東九州切手の集い」の援助を行います。また、支部の例会においても、出席すれば各種情報や切手の入手ができるという環境作りの支援を行います。
 これらの目標を達成するために、会員の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
 最後になりますが、長年にわたり郵趣の発展に尽された天野安治 前西日本地方本部長に対し、厚く御礼申し上げるとともに、今後ともシニア・アドバイザーの立場でご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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(財)日本郵趣協会 九州・沖縄地方本部役員名簿


本部長 田畑裕司(福岡)
理事 安部博之(別府),末綱 智(大分),末永満次(福岡)
竹内辰夫(北九州),西山 輝(鹿児島),姫野照正(熊本)
小島純二(福岡)※会計
監事 松井恒雄(小郡)
顧問 安宅 清(熊本),中島克己(小郡)
注:敬称略・()内は支部名。


(参考)
(財)日本郵趣協会本部役員名簿
(九州・沖縄関係分)


理事 村岡 安廣(佐賀県)
評議員 田畑 裕司(福岡県),姫野 照正(熊本県)
シニア・アドバイザー 天野 安治(広島県)
注:敬称略
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九州・沖縄地方本部の発足および
2003年度第1回理事会のお知らせ
  表記の会合が下記の予定で行われます。詳しい案内は直接差し上げますが、よろしくご参加下さいますようお願い致します。


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2003年度 (財)日本郵趣協会
九州・沖縄地方本部 事業計画
1.地方本部主催事業
  (ア)郵趣イベント(地元実行委員会と共催)
・≪スタンプショウ・はかた≫2003 10月18日(土)・19日(日)
・≪スタンプショウかごしま≫'03 10月11日(土)・12日(日)
・≪筑後地方切手の集い≫'03 7月27日(日)
・≪東九州切手の集い≫'03 未定
  (イ)「九州・沖縄地方本部報」の発行
  (ウ)「九州・沖縄地方本部 ホームページ」開設
  (エ)郵趣付属品の取りつぎ   希望支部のみ
  (オ)支部報・例会報の交換   中国・四国地本と共同で
  (カ)地方本部としての表彰

2.支部例会活動に対する指導・援助
  (ア)支部・例会主催の切手展
A 支部・例会で経費を負担している場合,地本より1回につき5,000円を限度として経費の一部を援助
B Aと同じ場合,本部より1回10,000円を限度として,その一部を援助
C 地本役員の賛助出品
  (イ)ミニ切手展の推進
  (ウ)切手クラブの推進と援助
A 各支部・例会が取り組めるよう助言
B 必要経費の一部を本部負担
  (エ)支部・例会への講師派遣(旅費は地本負担)
  (オ)合同例会への講師派遣(旅費等は地本負担)

3.新支部・例会設立への指導
  (ア)新支部・例会設立等の希望があった場合,それに対する助言・指導
  (イ)「郵趣」「正会員報」「地本ホームページ」等による呼びかけ

4.新入会員獲得,普通会員の正会員・維持会員への移籍を推進する取り組み
  「さくら切手カタログ」普及運動

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2003年度 (財)日本郵趣協会
九州・沖縄地方本部 予算


1.収入の部
科目 予算額 備考
本部会計より 696,600  
事業収入 50,000  
繰越金 20,000  
合  計 766,600  
※繰越金は、旧西日本地方本部会計の残金を中国四国地方本部と九州沖縄地方本部とで分割するものです。
※旅費を準備するために、役員の方々は、ご自宅より博多駅までの交通費をお知らせ下さい。


2.支出の部
科目 予算額 備考
会議費 10,000  
通信費 50,000  
複写費 5,000  
事務用品費 5,000  
イベント費 300,000  
・≪スタンプショウ・はかた≫ (150,000)  
・≪スタンプショウかごしま≫ (80,000)  
・その他のイベント (70,000)  
旅費 330,000  
慶弔費 10,000  
広告費 10,000  
予備費 46,600  
合  計 766,600  

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支部報交換について
4月1日以降も旧西日本地本内の支部報交換は続けます。
ただし、各支部の送付先は次の宛先に変更されています。

・小島純二 〒814-0111福岡市城南区茶山2-11-17へ10部
・古井 健  〒731-0231広島市安佐北区亀山2-26-3-10 へ14部
※中国四国地本管内支部からの分も含めて、小島より各支部へ送付します。


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編集後記
日本郵趣協会の改組織により、九州・沖縄地方本部が発足致しました。その発足日である4月1日に事業の一つである本部報を発行することが出来ました。管内7つの支部への連絡はもちろん、各支部相互の橋渡しの一助になれば幸いです。


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